北韓は、朴槿恵(パク・クネ)大統領の就任3周年を翌日に控えた24日、この3年間の朴大統領の国政遂行について、「南北関係と韓半島情勢が最悪の状況に至った」と激しく非難しました。
朝鮮中央通信は24日、「朴槿恵大統領の統治は、外国勢力と野合し、南北関係を最悪の危機に追い込んだ極悪非道な同族対決で汚れている。この3年間南北関係と韓半島情勢が最悪の状況に至った」と非難しました。
朝鮮中央通信は、そのうえで、「絶え間ない武力増強と北韓侵略戦争のための外国勢力との軍事演習は、南北関係をだめにした主な禍根だ」と述べ、南北関係の悪化の責任は、アメリカ軍の戦略兵器資産の韓国配備と韓米合同軍事演習にあると主張しました。
これに先立って、北韓の朝鮮中央テレビは23日、朝鮮人民軍最高司令部の重大声明を発表し、「大統領府・青瓦台に先制攻撃を加える」としているほか、北韓労働党の機関紙「労働新聞」と、北韓の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」も、朴大統領の国政遂行を非難しており、今後、韓国に対する非難をさらに強めるものとみられています。