西側からの経済制裁が解除されたイランと韓国の長官級経済協議チャンネルが10年ぶりに再稼動することになりました。
産業通商資源部は25日、イランのテヘランで現地時間の29日、10年ぶりとなる「第11次韓・イラン経済共同委員会」を開催する予定だと発表しました。両国が経済協力について議論するこの会議は、イランの核問題をめぐる西側の経済制裁により2006年の会議を最後に中断していました。
今回の韓国側首席代表は、産業通商部の周亨煥（チュ・ヒョンファン）長官が務めることになり、会議では、これまで滞っていた両国間の金融・産業協力を回復することが中心になるとみられます。周長官はイランの産業鉱山貿易省長官、エネルギー省長官、石油省長官などと面談し、韓国企業のイラン現地での協力事業への参加拡大を求める方針です。
また、政府は、巨大市場であるイラン市場を開拓するため、116人の経済使節団を送ることを決めています。
産業通商資源部の関係者は、「両国の経済協力関係を発展させるきっかけをつくり、貿易や投資の拡大のために最善を尽くしたい」と述べました。