南極への玄関口となっているチリに設置された韓国・チリ南極協力センターが韓国時間の26日、オープンしました。
韓国・チリ南極協力センターは、チリの最南端、プンタアレナスにあるチリ南極研究所に設置され、韓国とチリとの南極に関する協力を強化する基盤となり、南極にある韓国の世宗（セジョン）科学基地を支援する後方拠点としての役割を担うことになります。
韓国は、毎年、プンタアレナスを拠点にして世宗科学基地に物資を補給し、越冬隊員を派遣しており、南極研究の円滑な遂行のためには、チリとの協力関係は不可欠となっています。
政府は、韓国・チリ南極協力センターの設置により、世宗科学基地やチリのエドゥアルド・フレイ基地など、両国の南極インフラを活用するための共同研究課題に向けた議論が本格化するものと期待しています。
海洋水産部のチェ・ジュンウク海洋産業政策官は、「韓国・チリ南極協力センターがオープンしたことで、韓国の南極・北極の3つの科学基地を支援する極地研究支援システムが完成した」と話しています。