韓国軍と情報当局は、国連安保理の北韓制裁により、北韓への中国のジェット燃料の輸出が長期間中断される場合、北韓の空軍戦力が大きな痛手を被ると分析しました。
国連安保理の北韓制裁草案には北韓へのジェット燃料の輸出中断が盛り込まれています。
韓国軍と情報当局の消息筋は26日、「ジェット燃料の供給が途絶えると、空軍戦力の運用が限られ、戦闘が拡大した場合、戦闘能力が大きく落ち、北韓の挑発の意志がくじける効果があるだろう」と述べました。
また、別の軍の消息筋は、北韓が現在備蓄しているジェット燃料の量は3か月分で、長期戦を遂行する上では制限があるとの見方を示しました。
北韓は中国からおよそ5万トンのジェット燃料を輸入していましたが、最近は5000トンへと急激に減少しているといわれています。