ソウル都心のソウル広場で27日午後、およそ1万人が参加する大規模集会が行われます。
集会を主催する民主総決起闘争本部によりますと、27日の午後3時からソウル広場でおよそ1万5000人が参加する集会を開き、午後5時からソウル広場から鍾路（チョンロ）を経て、恵化（へファ）まで3つの車道で行進を行うとしています。
集会では去年12月の韓日慰安婦合意の無効化、アメリカ軍の高高度迎撃ミサイルシステム「サード｣の韓半島配備への反対、歴史教科書の国定化撤回などを主張するとしています。
主催側は「法律と秩序を保ちながら、集会を行う」としていますが、警察は「違法な暴力行為に対しては厳しく対処する」としていて、違法行為を発見したら、その場で逮捕するとしています。
これに先立ち、去年はソウル都心で3回にわたって大規模な集会が行われ、特に11月14日に行われた集会ではデモ隊と警察が衝突し、放水銃の直撃を受けた68歳の男性が倒れて未だに意識不明となっており、警察の行過ぎた対応が問題となっています。