韓国と中国は国連安全保障理事会で近く採択される見通しの対北韓制裁決議について、全面的に履行されるべきだとの認識で一致しました。
北韓の核問題をめぐる６か国協議の議長を務める中国の武大偉韓半島問題特別代表は２８日、ソウルで韓国首席代表の黄浚局韓半島平和交渉本部長と会談し、国連安保理で採択される見通しの制裁決議について協議しました。
両代表は、決議を全面的に履行することで、核開発を続けるかぎり解決のための出口はないということを北韓に認識させるべきだという点で一致しました。
ただ、武大偉代表は、制裁と並行して北韓との対話にも努める必要があると強調したということです。
一方、武大偉代表は今回の会談で、高高度迎撃ミサイルシステム、ＴＨＡＡＤの韓国配備については言及しなかったということです。