セウォル号沈没事故の遺族の一部が国とセウォル号を運航していた「清海鎮(チョンへジン)海運」を相手取って起こした100億ウォン規模の損害賠償訴訟の初公判が29日に行われました。
遺族らは去年9月、合計103億ウォンの賠償を求める訴訟を提起していました。
ソウル中央地方裁判所の民事合議第10部はこの日、遺族らと国・清海鎮(チョンへジン)海運の代理人を召喚し、弁論準備期日を非公開で開きました。
裁判所は両者の立場を確認したあと、損害賠償の責任とその範囲についての立証計画について質問しました。2回目の公判は4月18日午後4時に開かれる予定です。
遺族側の弁護士は初公判後のインタビューで、「セウォル号の導入や改造過程、事故発生後の政府の初動対応での公務員の違法行為を中心に主張した」とし、「政府は遠回しに責任を否定している」と述べています。