北韓に近い延坪(ヨンピョン)島など西海の島々に、緊急事態に備えた「衛星電話システム」が構築されることになりました。
仁川(インチョン)消防本部が1日、発表したところによりますと、仁川市は5000万ウォンあまりの予算を投じて、ことし上半期までに、延坪島、白翎(ペクリョン)島、大青(テチョン)島などの7つの島の安全センターに衛星電話システムを構築するということです。
衛星電話は、基地局ではなく静止衛星を用いるため、地震などの自然災害や北韓による挑発など緊急事態にも安定的に通信網を維持することができます。
仁川消防本部は、「これまでは基地局を利用する方式だったため、通信が途切れる場合があったが、衛星電話システムの構築で、これが画期的に改善されると期待する」と話しています。