韓国とイランが、産業全般で協力を強化することで合意しました。
韓国とイランは、先月29日、イランの首都・テヘランで「第11次韓・イラン経済共同委員会」を開き、エネルギー・プラント分野をはじめ、産業全般で協力を強化することで合意しました。
両国が経済協力について議論する経済共同委員会は、イランの核問題をめぐる西側の経済制裁により、2006年の会議を最後に中断していましたが、およそ10年ぶりに再開されました。
産業通商資源部が明らかにしたところによりますと、両国は、油田の開発、発電所や送配電網の構築などエネルギー・プラント分野で協力を拡大し、ダム・鉄道など大型の建設事業に韓国企業が参加できるよう、協力することにしました。
また、両国の貿易の決済に使われている従来のウォン建て決済口座を今後も維持する一方、イランの健康保険システムの構築に韓国の運営方式を取り入れることにしました。
両国は経済共同委員会で合意したことが実質的な成果につながるよう、今後毎年経済共同委員会を行っていく方針です。