韓国政府は、日本の外務省ホームページに日本軍慰安婦が強制連行されたことは確認されていないとする主張が掲載されたことについて、去年の韓日慰安婦合意の精神と趣旨を完全に実行するよう促しました。
外交部の当局者は「日本軍慰安婦が強制連行されたことは、否定できない歴史的事実で、被害者の証言でも裏付けられており、河野談話もこれをはっきりと認めている」と述べました。
また、この当局者は、「日本政府が歴史の過ちを忘れず、1993年に発表された河野談話や去年12月の韓日慰安婦合意の精神と趣旨を完全に実行し、次世代に教訓として記憶してもらえるよう力を尽くす必要がある」と強調しました。
さらに、韓国政府は外交チャンネルを通じて、こうした韓国の立場や懸念を随時、日本に伝えているということです。
これに先立ち、日本は先月スイスで行われた国連の女性差別撤廃委員会で、日本政府が見つけた資料では慰安婦が「強制連行」されたことは確認できないと述べた日本代表の発言内容を最近、外務省のホームページに掲載しました。