創業者一族による経営権争いが続いているロッテグループの持株会社、ロッテホールディングス臨時株主総会が6日、東京都内で開かれ、創業者の辛格浩(シン・ギョクホ)名誉会長の長男で前副会長の辛東主(シン・ドンジュ)氏が現経営陣の一掃と自らの取締役復帰を求めた株主提案が否決されました。
去年8月の臨時株主総会に続いて、次男で会長の辛東彬(シン・ドンビン)氏が株主の信任を受ける形となりました。
辛東彬氏は韓国と日本の関連企業の連携を強化してシナジー効果をあげたとしていて、まずは韓国と日本のロッテ成果を連係させ、2020年までに世界5位の製菓メーカーに成長させたいとしています。
一方、長男の辛東主氏は、6月に予定されている次回の株主総会でも同じような株主提案をする考えを表明していて、経営権争いがさらに続く可能性もあります。