中国は今後5年間の経済発展計画で、北韓との経済協力を除外したことが分かりました。
中国政府は5日の全国人民代表大会の開幕式に先立って2016~2020年「国民経済及び社会発展5カ年規画」を公表しましたが、それによりますと、ロシア、韓国、日本との経済協力についての内容はあるものの、北韓との経済協力に関する内容は含まれませんでした。
これは、北韓と国境を接している遼寧省や吉林省などの地方政府が、北韓が4回目の核実験を強行した1月以降、北韓との経済協力事業を計画から除外したためとみられます。
吉林省の場合、去年1月には経済計画の中に北韓との経済協力事業が多く含まれましたが、ことし1月の計画には全く含まれていません。
消息筋によりますと、北韓による核実験を契機に、北韓と国境を接している東北三省、遼寧、吉林、黒竜江の各省が、北韓との経済協力を保留または中断していると語りました。