韓米合同軍事演習について、北韓が先制攻撃も辞さないと威嚇したことについて、アメリカ政府は、北韓に対し、挑発的な言動を控えるよう求めました。
アメリカ国防総省のジェフ・デービス報道官は、7日の定例会見で、「北韓の発言は、域内の緊張を高めるだけで、事態の解決につながらない。われわれは、北韓が、緊張を高める言動を控えるよう継続的に促す」と述べ、挑発的な言動をやめるよう強く求めました。
また、アメリカ国務省は7日、「北韓制裁の目的は、北韓を非核化交渉に復帰させること」と指摘し、「アメリカがかつてイランに適用した厳格な制裁基準を北韓にも適用する」と述べ、 北韓制裁を徹底的に履行していく考えを重ねて強調しました。
北韓の威嚇に対するアメリカの反応は、かつてないほど強硬となっており、先週、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第一書記が核兵器による先制攻撃に触れたのに対し、アメリカ国防総省は、「北韓の核兵器の小型化能力は確認されていない。アメリカは必要に応じて反撃する準備ができている」と述べています。