北韓が韓国政府要人のスマートフォンをハッキングし、鉄道関連機関へのサイバー攻撃を行ったことが7日、わかりました。
政府消息筋が7日、KBSとの電話インタビューで明らかにしました。
それによりますと、韓国政府要人のスマートフォンがハッキングされ、北韓が行ったものであることが確認されたということです。
北韓はまた、鉄道関連機関を対象にしたサイバー攻撃を行い、一部被害があったということです。
韓国情報機関の国家情報院は7日、報道資料を出し、「国際社会の制裁措置に反発している北韓がサイバーテロを行う可能性がいつもより高く、実際に現実化している」としています。
また、「サイバーテロは攻撃を仕掛けている場所の特定が難しく迅速な対応が困難な上、膨大な社会・経済的な混乱を招きかねない」と指摘しました。
国家情報院は8日、緊急サイバー安全対策会議を開き、国務調整室や国防部、金融委員会など14機関の関係者が出席して、北韓の最新のサイバー攻撃事例を共有するとともに、政府を挙げた対応策を議論しました。