北韓の金正恩第1書記が9日、北韓が核兵器の小型化能力を保有していると主張したことについて、韓国の統一部は、「北韓は小型化能力をある程度確保している」との見方を示しました。
韓国統一部の鄭俊熙(チョン・ジュンヒ)報道官は9日の定例会見で、「北韓の核技術と1回目の核実験以降の期間など、さまざまなことを踏まえると、北韓が核弾頭の小型化技術をある程度確保しているものと判断している」と述べました。
また、アメリカ科学国際安保研究所(ISIS)も、北韓が既に核弾頭の小型化技術を確保している可能性が高いとの認識を示しました。
アメリカのニュース専門チャンネル・CNNによりますと、ISISの所長は先月、アメリカの北韓専門ウェブサイト「38ノース」で掲載した文書で「北韓が2020年まで最大で100の核兵器を製造できる」という主張の根拠は十分だと説明する中で、北韓が核弾頭の小型化に成功した可能性に触れたということです。
北韓の核弾頭能力については、アメリカ国防総省では否定していますが、アメリカの民間の専門家や軍関係者の間ではかねてから肯定する主張が継続的に提起されてきました。