北韓が10日午前5時過ぎに、韓半島東の海、東海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射しました。
韓国合同参謀本部によりますと、北韓は10日午前5時20分ごろ、西南部の黄海北道（ファンヘブクド）付近から、東北方向の東海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したということです。
ミサイルの飛距離はおよそ500キロとみられます。
北韓が短距離弾道ミサイルを発射したのは、ことしに入って初めてです。
合同参謀本部は、「現在、状況を注意深く見守っていて、北韓の挑発に対する万全の態勢を整えている」としています。
北韓は発射前日の9日、弾道ミサイルに搭載する核弾頭の小型化に成功したと発表しています。
また去年も韓米合同軍事演習の期間中にミサイルを発射していることから、今回の発射も、韓米合同軍事演習に対する抗議の意味合いが強いと思われます。
北韓は今月3日に、江原道（カンウォンド）元山（ウォンサン）付近から新型300ミリロケット放射砲6発を東海に向けて発射しています。