韓国銀行は10日、金融通貨委員会を開き、政策金利を現行の年1.5%に据え置くことを決めました。
これによって、政策金利は去年6月に、これまででもっとも低い年1.5%に引き下げられて以来、9か月連続の据え置きとなりました。
韓国銀行は、景気テコ入れのために政策金利を引き下げるよりは、中国の金融不安の影響で動揺を続けている韓国の金融市場を安定化させることを優先したものとみられます。
しかし、輸出がこれまでで最も長い14か月連続で減少していて、生産、投資、消費まで落ち込んでいることから、今後、経済指標が上向かない場合、韓国銀行に対する政策金利引き下げの圧力は、さらに強まると予想されます。