アメリカ北方軍のウィリアム・ゴートニー司令官は、現地時間の10日、北韓軍の大陸間弾道ミサイル(ICBM)は、アメリカ大陸に到達する能力を持ち、小型化技術も保有しているとして、これに備えるべきだと述べました。
ゴートニー司令官は10日、アメリカ上院軍事委員会に出席し、「北韓が大陸間弾道ミサイルをアメリカやカナダに到達させる能力を持っていると評価している」と述べました。
そのうえで、「北韓は、核弾頭を小型化し、大陸間弾道ミサイルに搭載する能力を持っており、これがアメリカ全域とカナダにまで到達できるという仮定のもとで備えるのが、北方軍司令官としての慎重な決定だ」としています。
一方、アメリカ国防総省は、これに先立ち、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が9日、核弾頭の小型化能力を保有していると主張したのについて、「アメリカは、北韓が核弾頭を小型化する能力があるとはみていない」と否定していました。