韓国の資産家4人のうち3人は相続で多額の資産を保有していることが分かりました。
アメリカのピーターソン国際経済研究所が1996年から2015年までフォーブス誌に掲載された世界の長者番付を分析した結果、韓国の場合、資産10億ドル以上を保有する人の74.1％は相続で資産を蓄積したことが分かりました。
これは世界平均の30.4％のほぼ2.5倍の水準で、韓国は資産を世襲する割合が高い国に属し、世界で5番目でした。
資産を世襲する割合が韓国より高い国は、クウェート、フィンランド、デンマーク、アラブ首長国連邦の4ヶ国だけでした。
一方、世界全体では、自ら富を築き上げた人の割合は1996年45％、2001年には半分を超えて58％を占め、2014年には74％まで高くなっています。
ピーターソン国際経済研究所は、韓国で相続で多額の資産を保有している人の割合が高いのは、財閥中心の経済構造がその要因だと分析しました。