ソウル最大の水産市場、鷺梁津(ノリャンジン)水産市場の新しい建物が16日、オープンしましたが、市場の店主らが新しい建物への移転に反対していて、新しい市場のおよそ半分が空き状況となっています。
鷺梁津水産市場は、新鮮な魚介類を提供するソウルの海の台所で、有名な観光スポットにもなっています。
しかし1971年に建てられた建物の老朽化が進み、2012年から総工費およそ5200億ウォンをかけて新築工事が進められ、去年10月に完工しました。
市場を運営する水協は、既存の建物が時代遅れで効率が悪く、構造的にも危険だとして、既存の建物の横に建てられた新しい建物に市場を移転したいとしています。
一方、店主らは、新しい建物の店舗面積が非常に狭く、賃貸料も従来の2倍以上高いとして移転に反対しています。
現在、移転に賛成した店主は全体の40%にとどまっていて、新しい建物でテナントを迎える準備は整っているものの、いまだに市場のおよそ半分は空きの状態のままになっています。