AFP通信は16日、北韓の最高裁が敵対行為の疑いで拘束していたアメリカの大学生(21)に対し、労働教化刑15年を言い渡したと伝えました。
この大学生は、去年12月29日に北韓入りしましたが、北韓は「アメリカ政府の黙認、操縦のもと、共和国に反する敵対行為を働いた」として、1月22日に身柄を拘束していました。
この学生は平壌のホテルで、政治的スローガンが書かれたものを盗んだ疑いがもたれています。北韓の国営放送・朝鮮中央通信は、先月29日の会見でこの学生が自らの犯罪行為について謝罪したと伝えています。
北韓は、4回目の核実験と長距離ミサイルの発射を受けて北韓に対する国際社会の制裁決議が行われていた時期に、この学生を拘束、裁判を進めました。
この学生は、現在北韓に収監されている北米国籍者3人のうちの1人です。