借金を返済できる十分な財産を持っていない世帯の数が、ここ3年間で25万8000世帯増加したことがわかりました。
民間シンクタンクの現代経済研究院によりますと、去年、全世帯のうち、借金の金額が、所有している財産を上回る世帯の数は158万3000世帯で、全体の14.8%を占めました。
このうち、借金の返済期間内に返済することが難しいか、返済することが不可能な世帯が、44%を占めているということです。
借金の金額が所有財産を上回る世帯の数は、3年前の2012年に比べて25万8000世帯増えています。
これについて現代経済研究院は、「借金を返済できる十分な財産を所有していない世帯でも、破産せず自力で返済できるように支援する必要がある」と説明しています。