アメリカの格付け会社「ムーディーズ」が現地時間の21日、韓国の格付けをこれまでどおり「Aa2 (ダブルエーツー)」に据え置きました。
「Aa2」はムーディーズの格付け21等級の中で、3番目に高いものです。
ムーディーズによる韓国の格付けは、去年12月に「Aa3」からこれまでで最も高い「Aa2」に引き上げられて以来3か月間据え置かれています。
ムーディーズは、韓国の格付けを据え置いた理由として、韓国経済の高い回復力、健全な財政、1997年以降続いてきた構造改革などをあげた一方、ネガティブ要因として急速に進んでいる高齢化や中国経済の減速などを指摘しました。
一方、ムーディーズは、格付けに否定的な影響を及ぼすいわゆる「北韓リスク」については、強固な韓米同盟と中国の影響力で実際に軍事的な衝突が発生するのは考えにくいとの見方を示しました。