原子力安全委員会は23日、整備のため運転を停止していた原子力発電所の新古里(シンコリ)3号機について、試運転を行うための再稼動を承認したと発表しました。
新古里3号機は1月24日に行われた試運転で、加圧器の安全弁から漏えい事故が発生し、原子力安全委員会が調査を行った結果、安全弁の取り扱いに不注意があった、点検周期を遵守しなかったことなどが確認されました。
今回、原子力安全委員会が漏えいした部分を新しいものに換えて再試験を行った結果、問題は発見されなかったということです。原子力安全委員会は漏えい事故の再発防止のため、韓国水力原子力に加圧器安全弁を設置する前に漏えいを確認する手続きを設けることを求めています。
韓国水力原子力は、今回の再稼動承認により、原子炉出力20%から試運転を再開する予定です。