去年、海内で就職した韓国人の賃金収入が、これまででもっとも多かったことがわかりました。
韓国銀行が24日、発表した国際収支統計によりますと、去年、海外で就職した韓国人の賃金収入は、おととしに比べて13.1%増えて、8億6860万ドルだったということです。
これは、韓国銀行が統計を取り始めた1980年以来、もっとも多いものです。
また2012年に7億1120万ドルだったものが、2013年7億2100万ドル、おととし7億6790万ドル、去年8億6860万ドルと3年連続増えています。
この賃金収入は、海外で就職した韓国人が現地で使った金などは含まれないため、実際の賃金所得はさらに多いと推定されます。
こうして賃金収入が増えているのは、厳しい就職難で若者たちが韓国から海外に目を向け、海外での就職が増えていることを反映したものとみられます。
雇用労働部によりますと、去年、海外で就職した韓国人は、2903人で、おととしより72.9%も増えました。