北韓が固体燃料ロケット・エンジンの試験に成功したと発表したことについて、アメリカの専門家は、事実である可能性が高いとの見方を示しました。
ジョンズ・ホプキンズ大学の北韓分析サイト「38ノース」のマイケル・エルマン研究員は24日、北韓が固体燃料ロケット・エンジンの試験に成功したと発表したことについて、北韓が公開した写真を分析したところ、事実である可能性が高いとの見方を示しました。
ただ、北韓が燃焼実験を行ったのは固体燃料エンジンではあるものの、燃焼がゆっくりと進むことから、ロケットの1段目や射程距離200キロ以上のミサイルには適切ではなく、「多段式ロケットの上段部分」に使われる可能性があるという見方を示しました。
そのうえで、「北韓が大陸間弾道ミサイルの発射に使われる大型の固体燃料エンジンを開発するには、少なくとも15年はかかるだろう」としています。