北韓の結核治療を支援している韓国の民間団体、「ユジンベル財団」が、北韓に治療用の薬品を送り、無事届いたことがわかりました。
韓国政府は、北韓が4回目の核実験やミサイル発射を強行したことから厳しい制裁を課していますが、これは制裁後初めての人道支援となります。
「ユジンベル財団」が26日、明らかにしたところによりますと、この財団は北韓に対して重症の結核患者1500人分の治療薬を送ることになり、韓国政府に承認を求めていました。これに対して韓国政府は人道上の観点からこれを承認し、薬品は中国を経てこのほど北韓に届いたことがわかりました。
財団はさらに来月19日から5月10日にかけて北韓を訪れ、結核患者の治療も援助するとしています。
韓国政府は、北韓への厳しい制裁は続けながらも、韓国の民間団体による北韓の乳幼児や妊婦などへの支援は認めていく方針です。