韓国の民間団体が北韓に向けて体制を批判するビラを風船などで飛ばしていることに関連して、日本の最高裁判所に当たる大法院は28日、政府がビラを飛ばす行為を制止するのは適法だとする判決を出しました。
大法院は、脱北者で宣教師として活動している男性が、政府がビラを飛ばす行為を制止するのは表現の自由を侵害することだとして起こした訴訟で、北韓がビラを飛ばす韓国側地域を砲撃するなどと威嚇している状況もあり、政府がビラを飛ばす行為を制止したのは国民の安全を確保するための適法な措置だとしました。
一方、北韓に向けてビラを飛ばしている民間団体は今月中にも北韓に向けてビラを飛ばす計画を発表していて、今後の動きに関心が寄せられています。