マーク・リッパート駐韓アメリカ大使が28日、在韓米軍の防衛費分担について、「韓国は上手く対応している。」と述べ、分担金を増やす必要があると主張しているドナルド・トランプ氏に間接的に反発しました。
リッパート駐韓大使は、在韓米国商工会議所の主宰でソウル市内で開かれた昼食懇談会に出席し、韓国は防衛費分担問題に上手く対応しており、同盟国として韓国の防衛費を共同負担することを嬉しく思っていると述べました。
また、「韓国は人件費を除く在韓米軍駐屯費用の55%を負担しており、国防費も毎年3~5%増やしている」とも説明しました。
アメリカ共和党の大統領候補で支持率トップのドナルド・トランプ氏は、これまでアメリカが韓国の安保を無償で担っていると主張してきたほか、最近には韓国が防衛費分担金を増やさなければ、在韓米軍撤退を検討すると発言しています。
この発言に対してリッパート駐韓大使が意見を明らかにしたのは初めてです。