韓国とアフリカが、電力、情報通信技術(ICT)などのインフラ分野における協力を本格化します。
産業通商部の周亨煥(チュ・ヒョンファン)長官は27日、アフリカ開発銀行のアキンウミ・アデシナ総裁と会談し、「韓国・アフリカインフラ協力機構」を構築することで合意したと発表しました。
協力機構には、アフリカ開発銀行と各国の関連企業および政府機関などが参加し、電力などのエネルギー、水資源、ICT、道路、鉄道などでインフラとして有望プロジェクトを発掘し、情報を交流するなど共同事業を進めることとなります。
この日の会談でアデシナ総裁は、「電気の生産だけでなく、漏電を防止することも重要で、アフリカの産業化のためには水の確保、鉄道など連結インフラも必要だ」と述べました。これに対し、周長官は、「韓国は関連分野において世界最高の技術を保有している」と述べました。
周長官とアデシナ総裁は、有望プロジェクト関連の資金調達について、アフリカ開発銀行の投資基金を共通で活用する方法で合意したほか、アフリカ開発銀行は今後5年間、アフリカ大陸のエネルギー供給に120億ドルを投資する予定です。