政府は29日、アメリカ大統領選挙の共和党候補者指名争いで首位に立つドナルド・トランプ氏が、韓国の核兵器保有を容認すると述べたことについて、非核化を貫く考えを示しました。
トランプ氏は26日、ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、大統領に当選したら、韓国や日本が北韓や中国に対抗するために核兵器を保有することは否定しない考えを示しました。
これについて、外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は29日の定例会見で、「政府は、韓半島の非核化について、一貫した確固たる立場を堅持している」と述べ、核兵器を保有しないという考えを強調しました。
また、趙報道官は、トランプ氏が韓国が在韓アメリカ軍の経費負担を大幅に増やさなければ撤退させると述べたことについて、「政府は、在韓アメリカ軍の安定的な駐留に寄与している。韓国が同盟国として役割を果たしていることは、アメリカ政府や議会も評価している」と反論しました。