アメリカのブリンケン国務副長官は、核セキュリティーサミットに合わせて、31日に行われる韓日米3か国首脳会談で、「北韓問題」が最大の議題になるとの見通しを示しました。
これはブリンケン国務副長官が現地時間の29日、ワシントンのシンクタンクで行った講演で述べたものです。
この中でブリンケン副長官は、今回の首脳会談では、北韓への圧力強化について重点的に話し合われるとの見通しを示し、「韓日米3か国による各国の独自制裁や、各国が協力しての追加制裁について議論する」と述べました。
また、中国の北韓制裁の履行については、「中国は安保理で、北韓の制裁決議を支持して実行する上で、非常に重要な進展をみせている。中国は今後も主導的役割を果たす必要がある」と述べ、北韓に影響力をもつ中国に対して、制裁により厳しい姿勢を求めました。
一方、中国が強く反対しているアメリカ軍の高高度迎撃ミサイルシステム、「サード」の韓国配備については、配備すべきだという考えを示しました。