韓国の国防部は、来年から2021年までの国防中期計画を発表し、この5年間の国防予算として226兆5千億ウォンを確定しました。
これはことしから2020年までの予算、232兆5千億ウォンに比べて、およそ6兆ウォン減少したものです。
2021年までの中期計画では、北韓の核・ミサイルの発射兆候を探知して先制攻撃する「キルチェーン」と、KAMD=韓国型ミサイル防衛システムの構築に7兆9千億ウォンが割り当てられ、それぞれ前回の予算に比べて6千億ウォン、2千億ウォン減少しました。
これについて、国防部は、高高度無人偵察機の「グローバルホーク」や戦略ミサイルなど9の事業がこの5年の間、確保されるため、経費が減ったとしています。
一方、北韓の局地的な挑発や全面戦に備えた戦力の補強に24兆1千億ウォン投入されます。
北韓の核やミサイルの脅威が高まっているにも関わらず、軍の予算が減少したことについて、疑問の声が出ています。