韓国では、ビールの輸入量が去年、これまででもっとも多かったことがわかりました。
韓国農水産食品流通公社が30日、発表したところによりますと、韓国のビールの輸入量は、去年は、おととしに比べて43%増えて17万トン、金額では1億4000万ドルで、統計を取り始めて以来、もっとも多かったということです。
このうち、日本からの輸入が、全体の27%の4万6000トンでもっとも多く、続いてドイツからが14%、中国とオランダからがそれぞれ11%の順でした。
韓国農水産食品流通公社は、輸入ビールの市場が拡大した背景として、所得水準の向上で好みが多様化したこと、旅行などで海外の文化になじんだ消費者が増えたこと、FTAで関税率が下がり、ビールを輸入しやすくなったことなどを挙げています。