韓国では去年、50代以上の就職者数が20代と30代を初めて上回ったことがわかりました。
統計庁が31日、まとめた経済活動人口調査の結果によりますと、去年の50代以上の就職者数は、全体の就職者数の37.2%にあたる965万人あまりでした。
これに対して、20代と30代は、全体の36.1%の936万人でした。
50代以上の就職者数が20代と30代を上回ったのは、統計を取り始めた2000年以降初めてのことです。
一方、労働者の平均年齢も年々高まり、去年、労働者の平均年齢は、おととしに比べて0.2歳上がって44.4歳でした。
こうした現象は、企業の新規採用の減少などで若年層の就職難は日増しに深まっているのに対して、ベビーブーム世代が老後の備えのために働き続けているためとみられます。