ワシントンで開かれていた核セキュリティサミットは、核を使ったテロを阻止するため、国際社会が協力して取り組む必要性を強調した合意文書のコミュニケを採択して閉幕しました。
朴槿恵(パク・クネ)大統領や.アメリカのオバマ大統領など、53か国の首脳らが参加してワシントンで開かれた核セキュリティーサミットは、2日間の日程を終え、現地時間の1日夕方(韓国時間の2日早朝)、合意文書となるコミュニケを採択し閉幕しました。
発表されたコミュニケでは、「過激派組織ISなど非国家主体による核物質の入手を阻止するために取り組むとともに、核物質を使ったテロへの対策で、情報の共有など国際社会が協力する必要性を強調する」としています。
核セキュリティサミットは、アメリカのオバマ大統領の提唱で6年前の2010年から2年ごとに開かれ、今回が最後となり、今後、IAEA=国際原子力機関の主導的な役割を強調することにしています。
IAEAは今年12月にウィーンの本部で閣僚や専門家による会合を開くことを決めており、強化策の検討を続けます。