韓国を訪れているアメリカ国務省のロバート・キング北韓人権特使は4日、北韓が海外への労働者派遣によって外貨を得られないようにするための対応を韓国との間で協議していると明らかにしました。
KBSとのインタビューで述べたものです。
このなかで、ロバート・キング特使は、「アメリカは、韓国政府との協議を通じて、北韓の労働者の権利を守り、北韓当局による核・ミサイル開発計画などに使われる資金の調達を防ぐための対応を進めている」と述べました。
キング特使はまた、「北韓の人権問題を国連などを通じて国際社会に持続的に提起しており、北韓はかなりの圧迫を受けている。今後もこうした努力をさらに強化していく」と強調しました。
特に、北韓の人権犯罪に責任を持つ者の国際社会による処罰については、「最高指導者だけでなく、実行者も処罰されるだろう」と述べました。
キング特使は、さらに、韓国で3月に成立した北韓人権法について、「実行に向けて韓国政府や人権団体などと協議していく」と述べました。