ことし1月から3月期の海外から韓国への直接投資が、去年の同じ期間に比べて20%近く増えたことがわかりました。
産業通商資源部が4日、発表したところによりますと、ことし1月から3月期の海外から韓国への直接投資は、去年の同じ期間に比べて19.3%増えて42億4000万ドルだったということです。
しかし、去年10月から12月期に比べると44.5%減少しました。
これについて産業通商資源部の関係者は、「季節的な要因から、10月から12月期には投資が増加し、1月から3月期には、やや減少する傾向があることを考えると、ことし1月から3月期の実績は良好と言える」と話しています。
地域別には、中国からの投資が去年に比べて603.8%、EU=ヨーロッパ連合からの投資が405.8%と急激に増えました。
これに対して、これまで増加を続けていたアメリカは、マイナス56.2%、日本はマイナス44.4%と、減少が続いています。
業種別には、製造業は226.1%増えたのに対して、サービス業は0.6%減少しました。
産業資源部は、ことし1月から3月期に海外からの投資が増えた背景について、去年、朴槿恵(パク・クネ)大統領が中東を歴訪した際に実現した韓国と中東の企業が蔚山(ウルサン)にプラントを建設するプロジェクトが、実際の投資につながったためとみています。