韓国の造船会社のことし第1四半期の船舶受注量が15年ぶりの最低水準となりました。
イギリスの造船海運市況専門分析機関であるクラークソン社によりますと、韓国の造船会社のことし1~3月期の船舶受注量は8隻、17万1188CGT (標準貨物船換算トン数)となり、前年同期に比べて17分の1の水準まで減ったということです。これは2001年第4四半期以来の低い水準です。
一方、ことし第1四半期の国家別受注量は、中国が182万3764CGTでもっとも多く、次いでフランス(32万5280CGT)、イタリア(20万6387CGT)の順となりました。
受注量の減少により、受注残高も減少傾向を見せており、こうした状況が続くと、造船業界から多くの失業者が発生する可能性があるという懸念の声も出ています。