最近、中国で見つかった偽造人民元について、中国のメディアが、北韓でつくられた可能性が高いという見解を伝えました。
中国のメディアが6日、韓半島問題の専門家や政治評論家らの見解として、伝えたところによりますと、北韓は世界最高レベルの偽札製造技術を持ち、米ドル、日本円、中国人民元を大量に偽造しているとみられるため、最近、中国で見つかった100元札の偽造人民元も、北韓でつくられた可能性が高いということです。
また北韓が、核、麻薬、偽札の製造に力を入れているのは、各国から受けている経済制裁による経済的な困難のためだという見方を示しました。
先月28日には、別のメディアも、遼寧省大連市などに出回っている偽造紙幣が北韓で造られたものである可能性が高いと報じています。
中国のメディアは、「まだはっきりとした証拠はないが、最近中国と北韓の国境地域で観光客や商人などを通じて北韓で偽造されたとみられる人民元が中国に流入している」として、注意を呼びかけています。