中国資本、チャイナマネーが、韓国でも急速に存在感を高めています。
中国の保険最大手、安邦保険は6日、ドイツのアリアンツグループと、アリアンツ生命韓国法人を買収する契約を結びました。
安邦保険は、去年9月に、韓国の生命保険会社、東洋生命を1兆1300億ウォンで買収し、韓国生命保険業界で5位になっています。
安邦保険は、韓国のING生命とウリィ銀行の買収にも興味を示しており、先進的な保険会社や金融機関を買収することで、経営のノウハウを蓄積し、中国国内市場でのさらなる競争力強化を図る狙いがあるものとみられています。
中国系銀行5行の韓国支店は、このところ、急成長を遂げており、中国は、韓国の国債を最も多く保有した国となっています。
また、このほど、韓国の済州(チェジュ)島に統合リゾートとして建設される「ドリームタワーカジノ複合リゾート」の開発者として、ロッテ観光開発と中国緑地グループの企業連合が決まったのも、中国資本の力が背景にあるものとみられています。