北韓が中国で運営するレストランから集団で脱出し、7日に韓国入りした北韓の従業員13人は、「北韓の体制に希望がないと判断し、脱出を決心した」などと話していることが分かりました。
韓国入りしたのはレストランの従業員13人ですが、30代の男性支配人を除くと、ほとんどが22~25歳の若い女性です。
これらの従業員は、テレビドラマなどを通じて韓国の実情を知り、国際社会の制裁で北韓の体制にはもはや希望がないと判断し、韓国行きを決心したなどと話しているということです。
韓国政府の関係者は、これらの従業員は北韓でも中産階級以上の生活をしていた人たちで、集団で脱北したことで、北韓内部でも波紋が広がるだろうとしています。
一方、北韓住民の間では、核実験に使う金があるなら食糧を配給しろという話が出回っているなど、不満が高まっているということです。