韓国の二酸化炭素排出量がOECD加盟国の中で最も速く増加していることが分かりました。
国際エネルギー機関が11日に発表した資料によりますと、OECD加盟国の1人当たりの二酸化炭素排出量は、1990年に10.29トンだったのが、2013年には9.55トンに減りました。
一方、韓国は同じ期間、5.41トンから11.39トンに倍以上増えました。
排出量の増加率では韓国がトップで、次いでチリ、トルコの順でした。
韓国の二酸化炭素排出量が急増しているのは、化石燃料の使用料が多いためと指摘されています。
2014年の時点で韓国の1人当たりの化石燃料使用料は2.29石炭換算トンで、カザフスタン、オーストラリア、台湾、南アフリカ共和国についで5番目でした。
韓国は原子力発電に次いで、燃料費が安い石炭などを使った火力発電が多くを占めています。