北韓が中国で経営するレストランの従業員ら13人が集団で韓国入りした問題で、北韓は12日、「前代未聞の拉致」だとして非難するとともに、従業員を送還するよう求める談話を発表しました。
統一部は8日、北韓が中国で経営するレストランの従業員ら13人が集団で脱出し、第三国経由で7日に韓国に亡命したと発表し、一行の写真をメディアに公開しました。
これについて、北韓の朝鮮赤十字会は12日、談話を発表し、「韓国の国家情報院による前代未聞の拉致行為であり、共和国に対する重大な挑発だ」として、韓国政府の謝罪と、従業員の送還を強く要求し、「要求に応じなければ特段の懲罰を伴う」と威嚇しました。
一方、中国外務省は11日、「13人は6日朝、有効なパスポートで合法的に出国した」と述べ、 通常の脱北者とは違うことを強調しました。