ことし第1四半期の中国と北韓の間の貿易額が前年同期比12.7%増加しました。
中国の輸出入管理や税関事務を司る機関「海関総署」の報道官は13日の記者会見で、ことし1~3月期の 中国と北韓の間の貿易額は、前年同期比12.7％増えて77億9000万人民元、韓国ウォンでおよそ1兆3758億ウォンだったと発表しました。
このうち、中国の北韓からの輸入額は、10.8％増えて、38億3000万人民元、北韓への輸出額は、14.7％増えて、39億6000万人民元でした。
安保理決議による北韓制裁が行われている中、貿易額が増えたことについて、「海関総署」の報道官は、「中国は、4月から北韓制裁を履行しており、第1四半期の中朝貿易統計は北韓制裁とは無関係である。海関総署は、国連決議を忠実に履行していく」と述べました。
その一方で、「国連の北韓制裁は、民生関連の貿易や核開発と関係のない部分については影響を及ぼさない」とも強調しました。