認知症を患っている人がここ5年間で16万4000人増え、年平均で11.7%ずつ増加していることがわかりました。
健康保険審査評価院によりますと、認知症で治療を受けた人の数は、2011年は29万5000人でしたが、2015年は45万9000人に増えており、年平均で11.7%ずつ増加しているということです。
性別で見ますと、女性が全体の71.6%を占め、男性の2.5倍に上りました。
年齢別で見ますと、80歳以上の人が全体の42.8%でもっとも多く、続いて70歳以上、80歳未満、90歳以上などの順となりました。
これについて専門家は、「日常生活に支障をきたすほどの深刻な物忘れや言語障害などの症状が表れた場合、認知症の可能性も念頭に入れ、なるべく早く受診する必要がある」と説明しています。