韓国の賃金労働者10人に1人は、最低賃金を下回る賃金で働いていることがわかりました。
政府系研究機関の韓国保健社会研究院が18日、発表した報告書「最低賃金制と貧困率」によりますと、賃金労働者のうち、賃金が最低賃金を下回る人の割合はおととし、9.6%だったことがわかりました。
賃金が最低賃金を下回る労働者の割合は、1998年には2.9%だったものが、年々上昇し、2008年には初めて10%を超えました。
その後、2012年には7.3%に下がりましたが、2013年に9.8%に再び上がりました。
韓国保健社会研究院は、「賃金が最低賃金を下回る労働者の3人に1人は、貧困層で、最低賃金を適用すれば、貧困層の5%が、貧困層から抜け出すことができる」と話しています。