スリランカの関税庁は18日、首都のコロンボ空港で、北韓国籍の2人が所持していた16万8000ドル余りを押収しました。
スリランカ関税庁の関係者によりますと、1万ドル以上の現金を申告せずに所持する場合、押収することにしている国内法に基づいた措置だということですが、国連安全保障理事会が北韓に対する制裁決議を採択して以来、外国政府が北韓関連の現金を押収した初めてのケースとなりました。
コロンボ空港では先月14日にも多額の現金を所持した北韓国籍の2人が摘発されたことがあります。
北韓の事情に詳しい消息筋は、国連安全保障理事会の制裁で金融取引が制限されたことから、人が直接外貨を運搬する方法を使っているもようだとしています。