アメリカのオバマ大統領は22日、北韓のリ・スヨン外相が韓米合同軍事演習の中止を求めたことについて、中止する考えはないと述べました。
オバマ大統領は、訪問先のドイツ北部ハノーバーで行われたドイツのメルケル首相との記者会見で、北韓による潜水艦発射弾道ミサイルの発射について、「継続的に挑発行為を続けている」として強く非難しました。
さらに、国連の会議に出席するためこのほどニューヨークを訪問した北韓のリ・スヨン外相が、韓国で実施している韓米合同軍事演習を中止すれば、核実験などの挑発行為を中止する用意があるとの考えを示したことについて、「真に受けるわけにはいかない」としたうえで、「合同軍事演習を中止する考えは全くない」として、この問題で北韓と妥協しない姿勢を示しました。
また、中国に対して、「北韓に圧力をかけるために協力してきたが、アメリカが望んでいる状態には至っていない」として、北韓に対する一段の圧力強化を求めました。