北韓で製造されたものと推定される覚せい剤を韓国に密輸した疑いで、北韓出身の脱北者など13人が逮捕されました。
ソウル中央地方検察庁は、「麻薬類の管理に関する法律」違反の疑いで、北韓出身の脱北者や韓国系中国人の朝鮮族など13人を逮捕し、覚せい剤810.7グラムを押収したと、5月1日、発表しました。
ソウル中央地方検察庁によりますと、容疑者らは、2014年2月からおよそ2年間、北韓と中国の国境にある豆満江(トゥマンガン)辺りで北韓住民から覚せい剤を購入し、韓国に持ち込んだ疑いが持たれているということです。
また、今回押収された覚せい剤の量は、1回分の投薬量が通常0.03グラムとされていることから、あわせて2万7000回分に上るということです。
検察庁は、押収した覚せい剤が北韓で製造された可能性が高いと見て、捜査を続ける方針です。